Chereeの使用資材まとめ
Chereeではオリジナルシリコンモールドの企画製造販売を個人で行っています。
他ではみつからないような日本的な⋆⸜Kawaii⸝⋆をモールドに詰め込みたいと制作しています。
ディテールに拘っているのでレジンやセルフネイル初心者の方にはChereeのモールドでの作品作りは少しだけ難しいかもしれません。
その為、使用資材をできる限り公開し、誰でも作りやすい環境を目指しています。
記載する内容は個人の見解です。誤りやより良い情報があれは随時更新します。
使用資材もくじ
レジン
ChereeではUV・LEDレジンの使用を想定してオリジナルシリコンモールドを設計しています。
2液性レジン(エポキシ樹脂)はシリコンモールドと接する時間が長い為、UV・LEDレジンに比べるとシリコンモールドの劣化が早まりやすいからです。
複雑で繊細な型に使用するレジンは超低粘度で低収縮なタイプがおすすめです。
超低粘度なレジンは気泡抜けがよく、モールドの細部までレジンが広がりやすいです。
低収縮なレジンは硬化の際に側面などが皺になりにくく、薄く仕上がる部分のレジンが収縮で足りなくなってしまうという失敗を減らせます。
においは換気、黄変は仕上げにUVカットスプレーで対応しましょう。
作品によってハードタイプとソフトタイプの使い分けもおすすめです。
硬質カードケースに大きなパーツを接着する場合などはソフトタイプで製作するとケースの開閉がしやすく使いやすいです。
シリコンモールドには「超低粘度」「低収縮」です。
レジンを使用する際は換気をして手袋を着用してください。
必要であればマスクや保護眼鏡を着用してください。
万が一、体調に不調を感じたらすぐに使用を中止してください。
使用するレジンの注意事項などを確認し、安全・安心なレジンクラフトをお楽しみください。
離型剤
シリコンモールドは使用する度に少しずつ劣化していきます。
劣化を遅らせる為には離型剤の使用がおすすめです。
レジンを流し込む前にモールドに微量をスプレーするシリコンタイプ、レジンを硬化した後にモールドとレジンの隙間に流し込むエタノールタイプなどがあります。
シリコンタイプはごく薄くモールドに吹き付けるか、布やキッチンペーパーなどに一旦吹き付けた後にモールド表面を拭き取るようにするくらいで十分効果が得られるかと思います。なるべく少なく使用するほうがレジンパーツの表面も綺麗です。
シリコンタイプは注意事項をよく確認し、必ず換気をして(できれば屋外で)使用してください。
着色剤
適当に購入した手持ちの着色剤セットは硬化すると紫色が退色して灰色になりました。
おすすめしたいものが見つかり次第また更新します。
肌感覚ですが、不透明色や濃い色はシリコンモールドの劣化が早まりやすいようです。
UV/LEDライト
それぞれのレジンで硬化する波長が決まっている為、対応するライトを使用しましょう。
お手持ちのレジンと波長が合えばジェルネイル用のライトも使用できます。
ライトのワット数が大きいほうが早く硬化しますが、極端な発熱はシリコンモールドの劣化を早める可能性があります。
ライトの光源の数が少なくレジンへの照射距離が近いと硬化する場所が集中してしまい反りやすいです。
2台のライトを使用して裏と表を同時に硬化する、ライトに透明なビニールを被せて光を分散させる、硬化中にこまめに位置を変えるなど、均一に満遍なく光を当てることでレジンは反りにくくなります。
UVライトは一般的には半年から1年程度でランプを交換する必要があり、サイズも大きい為、拘りがなければLEDライトのほうが導入しやすいと思います。
ライトでレジンを硬化した後は硬化熱が冷めてから優しく取り外してください。冷める前に取り外すとシリコンモールドの劣化を早めます。
接着剤
貼り付けたい素材を確認してからそれに合わせた接着剤を使用します。
接着面の汚れは取り除いておきましょう。
接着面を少しやすりがけして凹凸をつけておくと強度が増します。
硬質カードケースなど開閉の際に曲げる必要のある素材には弾性のある接着剤のほうが使いやすいと思います。
アクリルケースなどには透明度が高く拭き取りやすい接着剤がおすすめです。
UV・LEDレジンを接着剤として使用すると強度が出ず、光の当たらない部分は硬化しません。瞬間接着剤は白く曇ります。
ネイルの場合はネイルグルーやアクリル(ミクスチュア)などを使用する方が多いかと思います。
硬質カードケース/アクリルケース
なるべく手に入りやすくて、多くの作家様が使用していそうなものを選んでいます。
よく質問をいただくので紹介しますが、Amazon購入品のトップローダーは海外製のためか品質やサイズにばらつきがありました。
Seria購入品のB7縦型の硬質カードケースは人によっては青みが強いと感じるかもしれません。
あると便利な道具
レジン温め器
室温もレジンの温度も20度程度はあると気泡抜けが良く作業がしやすいです。
専用のものもあるようですが、ヨーグルトメーカーや育苗マット、小動物・爬虫類用ヒーター、カップウォーマーなどでも代用可能かと思います。
温度が上がりすぎないものを使用しましょう。
当店のシリコンモールドの耐熱温度は200℃です。
モールドにレジンを流し入れた後にエンボスヒーターやヒートガンを使用するとモールドにも高温の温風があたり、劣化や変形の原因となります。
ルーター(リューター)/ネイルマシン
以前別の用途で購入した彫金用のものを使用しています。硬化後のレジンのバリ取りや磨きにあると便利です。
ペンサンダー
リューターを既に持っていたので購入を迷っている期間が長かったのですが、面で磨ける魅力は大きいです。作業効率が上がります。スポンジヤスリをカットして使用します。
商品紹介にアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。